旅する人々 ー日本をちょこちょことー

自分たちの旅の様子や海外からの友人たちの旅を紹介しています。

2016-01-01から1年間の記事一覧

気になる人 ー狗熊さんー

Podcastで気になる番組を見つけました。 タイトルは”狗熊有话说”。 ”狗熊”の狗は犬という意味ですが、犬熊というのはツキノワグマのことらしいです。 ニックネームなんでしょうけど、語り口は極めて静か。 しかもスローな中国語で、といって、スローすぎず、…

今から紅葉が楽しみ

久しぶりの更新です。 ブログのタイトルも変更してみました。 今年の国慶節は10月1日から1週間ほどです。 このお休みを利用して日本に帰国しようと思うのですが、 この時期にどこか紅葉を見れないのかなと調べてみると、 多くはないですが、いくつかあり…

落柿舎のさびしさ

芭蕉(1644-1694)晩年の48歳のとき、一時嵯峨野にいた。嵯峨野に落柿舎という小さい庵があって、芭蕉の高弟であった去来の別荘である。別荘には40本ほどの柿の木があった。或る時去来は頼まれて柿の実を販売する約束をしたのだが、引き渡しの前日に庭中の…

和歌のふるさと常寂光寺の紅葉 (嵐山周辺)

天龍寺をあとにし、竹林の道を抜けると、賑やかだった人通りも静けさを取り戻してきた。北に向かう小道は赤く紅葉し、田舎道を歩いているようだった。 竹林の道を抜けて常寂光寺へ向かうみち 田舎道を北上していくと常寂光寺がある。 この寺は禅寺ではなく、…

天龍寺から竹林の道を抜けて

京都での最初の泊まりは町家を利用した。古い家の構造はそのまま残した上で、清潔さを保ためのメンテナンスが施されている。歯ブラシなどのアメニティー、コーヒーなども据え置かれているので便利だ。もちろんスタッフがいないから、気も休まる。ただタクシ…

宇治茶と上林家のこと(京都)

すでに日も落ちはじめ辺りが暗くなってきた頃、茶葉の販売と喫茶もできる上林三入という店に入った。店の二階には「三休庵宇治茶資料室」があって、誰でも無料で入ることができ、歴史を知ることができる。”初代三入と上林三入本店”という説明書きには、 初代…

宇治の興聖寺(京都)

東福寺塔頭の光明院をあとにしたのはすでに二時過ぎだった。 わたしたちは再び奈良線に乗り、宇治駅に向かった。宇治茶を買い付けたかったためである。が、わたし個人としては気になることがあった。道元のことである。道元は日本曹洞宗の開祖である。1200年…

東福寺と光明院の秋(京都)

越前福井の旅を終え、福井駅で列車を待っている。 大阪行き特急サンダーバード14号に乗った。京都までは約1時間20分である。12月7日正午前に到着した。京都駅の人の多さは福井とはまるで違う。名高い京都の紅葉を一度は見てみたかった。とはいえ、普通…